コーディング効率化のための7つの方法とコツ【Web制作者必見】

コーディング効率化のための7つの方法とコツ【Web制作者必見】

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  • 「HTML・CSSを早く書けるようになりたい」
  • 「効率的に正確にコーディングできるようになりたい」

このように思うコーディング初心者・Web制作者の方は多いでしょう。

では、「コーディングが早い人」と「コーディングが遅い人」、両者の違いはなんでしょうか?

「タイピングが早い人」「コーディング慣れしている人」…など思いつくのではないでしょうか。

しかし、大きくスピードに影響が出るのは「効率化を徹底しているか」という違いにあります。

このページでは、「早く、そして正確な」コーディングの実現をサポートしてくれる効率化の方法やコツを紹介をします。

紹介するツールを使いこなしたり効率化のための実践を行うことで、スピーディーなコーディングが可能となり、短い工数でのWeb制作が可能となるでしょう。

Web制作(コーディング)の効率を高めるためのスピードアップ方法・コツ

早速ですが、コーディングスピードをアップさせるためにできることを紹介します。以下が挙げられます。

  1. エディタ「Visual Studio Code」を使う
  2. Emmet記法を使う
  3. Sass(Scss)でスタイルを記述する
  4. タスクランナー(Gulp・Gruntなど)を使う
  5. 各種ジェネレーターを活用する
  6. よくある要素はテンプレート化しておく
  7. 身の回りのコーディング環境を整える

それぞれ詳しく説明していきます。

1. エディタ「Visual Studio Code」を使う

「Visual Studio Code」は、代表的なコーディングエディタです。略してVSCode(ブイエスコード)とも呼ばれます。

コーディングエディタには、AtomやSublime Text、Bracketsなどがありますが、Visual Studio Codeが最もおすすめです。

Visual Studio Codeをおすすめする理由は、拡張機能が豊富な点、またそれらの設定が簡単という点です。

便利な拡張機能を自分に合った形で使うことにより、大幅なコーディングのスピードアップが期待できます。

多くのエンジニアがVisual Studio Codeでコーディング・プログラミングを行っているので、まだインストールしていない方は今すぐにインストールしましょう。

インストールはこちら(https://code.visualstudio.com/)から。

2. Emmet記法を使う

「Emmet」は、HTML・CSSの記述が格段に早くなるツール(のようなもの)です。

少ないタイピング数で、HTML・CSSのコードを記述できます。

上記で紹介したエディタ「Virtual Studio Code」では、デフォルトで搭載されている機能なので、新たな導入設定は不要です。

初めは記述に時間がかかってしまうと思いますが、慣れれば格段にコーディングの工数が減ります。難しいと感じても、諦めずに使い続けて欲しい機能のひとつです。

3. Sass(Scss)でスタイルを記述する

Sassとは、CSSの機能を拡張した言語です。CSSの記述や管理をしやすくしたものと言って良いでしょう。

Sassの特徴は下記のようなものがあります。

  • ファイル分割ができる
  • 変数を使用できる
  • 親子クラスを入れ子の構造で記述できる

ファイル分割により、1つのファイルに多くの記述をする必要がなくなりますし、変数や入れ子構造を活用することで記述量も減らせます。

初めて使う際にはハードルが高く感じるかもしれませんが、一度Sassで記述できるようになると、CSSに戻ることができなくなるほど便利です。

4. タスクランナー(Gulp・Gruntなど)を使う

Sassとセットで使用されることがほとんどですが、タスクランナーを使用することも効率的なコーディングの実現に役立ちます。

タスクランナーは、ウェブ開発プロセスを効率化し、作業の自動化を実現する強力なツールです。主要なタスクランナーにはGulpやGruntがあります。

これらのツールを導入することで、以下のような多くの利点を享受できます。

  • Sassの自動コンパイル:Sassの変更が自動的に反映され、CSSが生成されます。
  • ファイルの結合・圧縮:JavaScriptやCSSファイルを結合し、空白やコメントを削除します。ファイルサイズを抑えてくれます。
  • 画像の最適化:高解像度の画像を自動で適切に圧縮します。

上記はタスクランナーの主な機能です。反復的な作業を代行してくれるため、タスクランナーはWeb制作者にとって大きな時間の節約を助けてくれます。

5. 各種ジェネレーターを活用する

直感的な操作や設定でコードを出力してくれるジェネレーターは、効率的なコーディングにおいて不可欠です。

例えば、「CSS三角形作成ツール」というものものがあります。

このツールは、三角形の横幅・高さや色を指定することで、指定に応じた三角形のコードを出力します。

Web制作において、三角形のコーディングは地味に頻繁に行われる作業です。また、コーディング量も多いため、このジェネレーターは非常に便利で重宝しています。

他にも、効率化のための便利なジェネレーターは数多く存在します。私がよく使用しているジェネレーターを一覧で紹介しているページがありますので、そちらもご覧ください。

6. よくある要素はテンプレート化しておく

どんなサイトを作るにしても、多くの場合で共通の構造が存在します。例えば、HTMLのheadタグの中やヘッダー・フッターなどは、サイトごとに大きく異なるものではありません。

このような共通の要素は、汎用的に使用できる「テンプレート」として作成しておくと便利です。

テンプレートを作成することで、Webサイト制作ごとにコードをイチから書く必要がなくなり、作業時間を短縮できます。

テンプレートは自身のGitHubリポジトリに保存しておくなどして、いつでも利用できるようにしておくと良いでしょう。

7. 身の回りのコーディング環境を整える

コーディングを効率的に行うためには、コーディング環境を適切に整えることも大切です。

まず、PCの開発環境を最適化をしましょう。高性能なハードウェア、迅速なインターネット接続、そして必要な開発ツールを整えることで、コーディングスピードが向上します。

また、個人的に重要視しているのが、デスクとチェアです。

長時間のコーディングを行うと腰が痛くなることから、立って作業もできるスタンディングデスクと良いチェアを導入しています。これらは健康的な姿勢を維持するために欠かせません。

さらに、作業スペースの整理も効果的です。

乱雑なデスクは集中力を削ぎますが、整頓されたスペースでは作業効率が上がります。苦手ですが、デスク上は必要なツールや文書のみを整理した状態で配置するようにしています。

コーディングスピードを向上させることの重要性

コーディングスピードの向上は、Web制作者にとって極めて重要です。

高速で効率的にコードを書くことは、プロジェクトの締切を守り、クライアントや雇用主に価値を提供することに繋がります。

さらに、これによって実質的な時給を増やすこともできます。なぜなら、コーディングが速い開発者は同じ時間内により多くの作業をこなせるからです。副業やフリーランスで働いている人にとっては、この意義が特に明らかでしょう。

例えば、制作に50時間かかるAさんと、25時間で終わるBさんがいた場合、働いた時間は半分でも同じ報酬を得ることができるということです。

コーディングスピードを向上させれば、余剰の時間を他の業務に充てることができ、多くのプロジェクトに関与する機会が広がります。

このページのまとめ

この記事では、コーディングの効率化について解説しました。

コーディング速度の違いは、効率化の度合いによって決まります。そして、コーディングのスピード向上は、クライアントや雇用主への価値提供だけでなく、自身の満足度向上にも繋がります。

様々な方法を試して、効率化を実現しましょう。その際、是非この記事で紹介したアイデアを積極的に取り入れてみてください。

コーディングの効率を向上させ、より素早く品質の高い成果物を生み出すことができるようになります。

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